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インビザラインで後悔する理由9選。後悔しないために知っておきたいこと

  • 佐藤栄美
  • 11月26日
  • 読了時間: 9分

更新日:11月26日

インビザラインは目立ちにくく、日常生活への負担が少ない矯正方法として人気があります。一方で、「思っていた仕上がりにならなかった」「途中でトラブルが起きた」という声を口コミ等で聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?


この記事では、インビザライン矯正治療後の後悔を避けるために、後悔しやすい理由・事前に知っておきたい歯科医院選びのポイントについて解説します。




インビザラインで後悔する理由

インビザラインで後悔する理由9選


理想通りの歯並びにならなかった


インビザラインは事前のシミュレーションをもとに治療を進めますが、実際の歯の動きが計画通りに進まないことがあります。これは、アライナーの装着時間が足りなかったり、歯の形や骨の状態によって移動が予測しにくかったりするためです。


その結果、「思っていた仕上がりと違う」と後悔につながることがあります。


対策としては、1日20〜22時間の装着を徹底すること、シミュレーションの限界を理解して治療計画を丁寧に確認することが重要です。


必要に応じて追加アライナーを行う場合もあるため、治療後のフォロー体制がしっかりした歯科医院を選ぶと安心です。


噛み合わせが悪化した


インビザラインは歯並びだけでなく噛み合わせにも影響するため、動かし方によっては上下の歯の接触が変化し、「噛みにくくなった」と感じることがあります。


特に、奥歯が十分に接触しない状態が続くと、食事のしづらさや顎の負担につながることもあります。これは、計画段階の噛み合わせ評価が不十分だったり、治療途中の調整が適切に行われなかった場合に起こりやすいです。


定期的なチェックを怠らず、違和感がある場合は早めに歯科医師へ相談することが大切です。噛み合わせの変化は調整によって改善できることが多いため、細かく対応してくれる医院を選ぶことが後悔を防ぐポイントです。


歯根が露出した


矯正によって歯を動かすと、歯ぐきが下がったように見える「歯根露出」が起こることがあります。これは、歯の動きが大きすぎたり、元々の歯ぐきの厚みが薄い場合に起こりやすい症状です。


歯根が露出すると、知覚過敏が出たり、見た目が気になるなどの後悔につながることもあります。


治療前に、歯周病の有無や歯ぐきの状態をしっかり確認してもらうことが重要です。また、必要に応じて歯周治療を優先したり、移動量を調整することでリスクを抑えられます。


治療中も、ブラッシングや口腔ケアを丁寧に行い、炎症を予防することが歯根露出を避ける上で効果的です。


ブラックトライアングルができた


矯正治療を進めると、歯と歯の間にすき間が生まれ、「ブラックトライアングル」と呼ばれる黒い影が目立つことがあります。これは、歯が整列することで歯ぐきの形が変わったり、歯の接触点が移動することが原因です。


見た目の印象に影響するため、後悔につながるポイントのひとつです。完全に防ぐのは難しい場合がありますが、治療前の診断で歯の形態や歯ぐきの厚みを確認することで、リスクを把握できます。


また、必要に応じてIPR(歯の表面をわずかに削る処置)を調整したり、歯周ケアをしっかり行うことで悪化を防げます。気になる場合は、治療計画の段階で事前に相談しておくと安心です。


マウスピースの管理が大変だった


インビザラインは取り外しができる反面、管理の手間が負担に感じられることがあります。食事のたびに外す必要があったり、紛失しないよう保管ケースを持ち歩いたりと、想像以上に手間がかかると感じる人も少なくありません。


また、装着時間を守れないと治療が進まなくなるため、自己管理が重要になります。後悔しないためには、自分の生活スタイルにマウスピース矯正が合っているかを事前に検討することが大切です。


事前の説明を十分に受け、管理の方法や注意点を理解しておくことで、ストレスを減らしながら治療を続けることができます。


治療中に虫歯や歯周病になった


アライナーを長時間装着するインビザラインでは、口腔内が湿った状態になりやすく、虫歯や歯周病が進行しやすくなることがあります。特に、磨き残しがあるまま装着すると、菌が増えやすくなり、治療中のトラブルにつながります。


治療前に虫歯や歯周病をしっかり治療しておくこと、そして治療中は丁寧なブラッシングやフロスを習慣づけることが欠かせません。


また、定期的なメンテナンスで口腔内の状態を確認することも重要です。清潔な環境を保つことで、トラブルを防ぎながら安全に矯正を進めることができます。


矯正の影響で顔つきが変わった


歯の動き方によっては、矯正後に口元の印象や輪郭が変わったように感じることがあります。とくに突出感の強い歯を後方へ移動させたり、抜歯を伴う治療では、顔つきの変化を感じる人もいます。


ただし、多くの場合は医学的に問題のない範囲での変化であり、違和感の原因は「治療前とのギャップ」によることが少なくありません。


治療前に顔貌の変化について十分な説明を受け、シミュレーションを通して方向性を理解しておくことが大切です。気になる点を遠慮なく相談できる歯科医師を選ぶことで、安心して治療を進められます。


治療期間が想定より長引いた


インビザラインの治療期間はシミュレーションを基に予測されますが、実際は計画より長引くことがあります。装着時間が不足したり、歯の動きが想定より遅い場合、追加アライナーが必要になるケースも珍しくありません。


また、虫歯治療や歯周病の処置が途中で必要になると、その間は矯正が進まないため期間が延びることもあります。


治療が必ずしもシミュレーション通りに進まない可能性を理解し、余裕を持って計画を立てることが重要です。定期的な通院や日々の装着習慣を守ることで、期間が大きく伸びるリスクを抑えることができます。


矯正後に後戻りした


矯正が終了しても、歯は元の位置に戻ろうとする性質があります。リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと、せっかく整えた歯並びが徐々に崩れ、「後悔した」と感じる原因になります。


後戻りの多くは保定期間の不足や自己判断による使用中断が影響しています。治療後は指示された期間リテーナーを着用し、歯が安定するまでしっかり管理することが大切です。


また、メンテナンスで噛み合わせや歯列の変化を確認することで、早期にトラブルへ対応できます。保定までを含めて治療と捉えることで、美しい歯並びを長く保つことができます。


インビザラインで後悔しないためには


信頼できる歯科医院を選ぶ


インビザラインで後悔を防ぐために、最も重要なのが歯科医院選びです。


歯並びや噛み合わせの診断力、治療計画の精度、トラブルへの対応力は医院ごとに大きく異なります。経験豊富な歯科医師は、シミュレーションの限界やリスクまで含めて丁寧に説明してくれるため、治療後のイメージを共有しやすくなります。


また、追加アライナーや予期せぬトラブルが発生した際に、細かくフォローしてくれるかどうかも重要なポイントです。実績や症例数、相談しやすい雰囲気かどうかなど、長期間任せられる医院かを見極めることで、安心して治療に臨めます。


あらかじめリスクを歯科医師に確認する


治療への理解が不足していると、思わぬトラブルに直面した際に「聞いていなかった」「こんなはずじゃなかった」と感じやすくなります。


インビザラインには、歯が思い通りに動かない可能性や、ブラックトライアングルの発生、期間の延長など、一定のリスクがあります。これらを事前に知っておくことで、治療中に起きる変化にも落ち着いて対応でき、後悔を減らせます。


診察時には、計画の根拠やリスクの確率、治療中に想定される問題とその対処法など、気になる点を遠慮なく質問することが大切です。理解を深めるほど、治療全体を前向きに捉えやすくなります。


口腔ケアを徹底する


インビザラインはマウスピースを長時間装着するため、口腔内が湿った状態になりやすく、虫歯や歯周病が進行しやすい環境になります。普段以上に丁寧な口腔ケアが欠かせません。


食後はできるだけ早くブラッシングし、歯間ブラシやフロスを使って細かい汚れを取り除くことが大切です。アライナーを清潔に保つための洗浄も習慣化しましょう。


また、定期的に歯科でクリーニングやチェックを受けることで、口腔内のトラブルを早期に発見できます。健康な状態を保つことが、スムーズな矯正につながります。


マウスピースの装着ルールを守る


インビザラインの効果を十分に引き出すには、1日20〜22時間の装着を守ることが欠かせません。


装着時間が不足すると、歯の動きが計画通りに進まず、治療期間が延びたり、追加アライナーが必要になることもあります。


また、外したまま放置すると紛失や破損のリスクも高まります。食事や歯磨き以外の時間はできるだけ装着し、習慣化することが大切です。


生活スタイルに合わせて工夫しながら継続できれば、治療の満足度は大きく高まります。装着ルールを守ることは、後悔を避けるための基本であり、もっとも効果的なポイントです。



定期通院を欠かさない


インビザラインは自己管理が中心の矯正ですが、歯科医師による定期的なチェックは欠かせません。


歯の動きには個人差があり、計画からズレが生じることもあります。通院を怠ると、その変化に気付くのが遅れ、噛み合わせの悪化や期間の延長につながることがあります。


また、アタッチメントの脱落やアライナーの不具合など、専門的な調整が必要な場面も少なくありません。決められたタイミングで通院することで、適切な処置や微調整を受けられ、トラブルを未然に防ぎやすくなります。


継続的なフォローを受けることが、安心して治療を進めるための重要なポイントです。


インビザラインで後悔したくない方は、さいたま市大宮区の大宮区役所前歯科にご相談ください



インビザラインは、正しく理解し準備を整えて始めることで、後悔の少ない矯正治療につながります。


当院では、治療前の不安や疑問を解消するために、初回の矯正相談を無料で実施しています。現在の歯並びの状態、治療の流れ、起こり得るリスクまで丁寧にご説明し、患者さまにとって最適な方法を一緒に検討していきます。


また、忙しい方でも気軽に相談できるよう、オンライン相談や LINEからのご予約にも対応しています。無理に治療をすすめることはなく、納得したうえで安心して矯正を始められるようサポートいたします。


埼玉県でインビザライン矯正を検討されている方は、当院までご相談ください。






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