
当院の施設基準
当院はこの大宮の地に開業して、2025年で77年になります。
ここまで長い間、この地で歯科診療を出来たのも、長い間通院して下さる多くの患者様のおかげです。
当院は「大宮区役所前歯科に関わる全ての人が幸せになる歯科医院」を目指しております。


当院が大切にする「安心」と「質の高い医療」の証
当院では、皆様に安心して質の高い歯科医療を受けていただくため、国が定める厳しい基準をクリアした施設基準を多数取得しております。これは、専門用語の難しい羅列に聞こえるかもしれませんが、私たちから患者様への「安全」と「より良い治療」に対する大切なお約束の証です。
特に、院内での安全確保は医療の基本です。
皆様の生涯にわたるお口の健康を支えるパートナーでありたいと考え、これらの体制は整えております。
どうぞ安心して、お口のことは何でもご相談ください。
当院の施設基準について
(令和7年8月時点)


医療情報・システム基盤整備体制充実加算
国の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)推進方針に基づき、質の高い医療を提供するための体制を整えております。オンライン資格確認システムを導入しており、マイナンバーカードを保険証としてご利用いただくことで、患者様の最新の保険資格情報が確認できます。 患者様にご同意いただければ、過去に受診された医療機関での処方内容や特定健診の結果などを当院の医師が確認できます。これにより、お薬の重複投与を防ぎ、より安全で的確な診断や治療計画の立案に役立てることが可能です。医療DXの活用を通じて、皆様の健康をより一層サポートしてまいりますので、マイナ保険証のご利用にぜひご協力ください。
歯科外来診療環境体制加算1
当院は厚生労働省が定める「歯科外来診療環境体制加算1」の施設基準を満たした歯科医院です。これは、安全で質の高い歯科医療を提供するための厳しい基準をクリアしていることを意味します。 具体的には、AED(自動体外式除細動器)や血圧計、酸素供給装置といった緊急時の対応設備を完備し、スタッフ全員が救急処置に関する研修を定期的に受けています。また、院内感染を防ぐため、治療器具は患者様ごとに交換し、高度な滅菌・消毒システムを用いて徹底した衛生管理を行っております。安心して治療を受けていただける環境づくりに全力で取り組んでおります。
外来医療安全対策加算1
当院は、患者様が安心して医療を受けられる環境を整備するため、「外来医療安全対策加算1」の施設基準を満たしております。院内に医療安全管理者を配置し、医療安全に関する指針の策定や職員研修を定期的に実施しています。 患者様からの安全に関するご相談にも真摯に対応いたしますので、何かお気づきの点やご不安なことがございましたら、遠慮なくスタッフにお声がけください。
歯科外来診療感染対策加算1
当院は、院内感染防止対策を徹底し、厚生労働省が定める「歯科外来診療感染対 策加算1」の施設基準を満たしております。治療に使用する器具は、患者様お一人ごとに必ず交換し、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)などを用いて世界水準の滅菌処理を行っています。 常に最新の知見に基づいた衛生管理を実践することで、すべての患者様に清潔で安全な治療環境を提供することをお約束します。
歯科疾患管理料
当院では、虫歯や歯周病といったお口の疾患に対し、単に治療を行うだけでなく、その後の再発予防と長期的な健康維持を目指す「歯科疾患管理料」の算定医療機関です。 患者様一人ひとりのお口の状態や生活習慣を詳しくお伺いし、それに基づいた個別の治療・管理計画書を作成します。治療内容だけでなく、ご自宅での適切なブラッシング方法や食生活に関するアドバイスなどを分かりやすくご説明いたします。定期的なメンテナンスを通じて、お口の健康を継続的にサポートし、生涯にわたってご 自身の歯で美味しく食事を楽しめるようお手伝いします。
口腔機能管理強化加算
当院は、加齢や疾患によって生じる「食べる」「飲み込む」「話す」といったお口の機能の低下(オーラルフレイル)を予防・改善するため、「口腔機能管理強化加算」の施設基準を満たしております。 専門的な検査を通じて、舌の力や噛む力、飲み込みの機能などを評価し、機能が低下している患者様に対しては、お口周りの筋肉を鍛えるトレーニングや、より安全に食事をするための指導などを個別に行います。生涯にわたる健康長寿の実現に向け、口腔機能の維持・向上を積極的に支援します。
在宅療養支援歯科診療所2
当院は、お身体が不自由な方やご高齢で通院が困難な方々が、住み慣れた場所で歯科医療を受けられるよう支援する「在宅療養支援歯科診療所2」です。 ご自宅や介護施設などへ歯科医師・歯科衛生士が直接お伺いし、虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作製・調整、専門的な口腔ケアなどを行います。地域の医師やケアマネージャー、訪問看護師など多職種と密に連携を取りながら、患者様の全身の健康を支える歯科医療の提供を目指しています。
咬合圧検査
お口の機能を客観的に評価するため、「咬合圧検査」を導入しています。「咬合圧」とは、噛みしめたときの力のことです。専用のセンサーを噛んでいただくだけで、ご自身の噛む力がどのくらいあるのか、また左右のバランスはどうかなどを数値で正確に測定することができます。 この検査結果は、義歯やインプラント治療の効果を判定したり、顎関節症の原因を探ったりする上で非常に重要です。検査を通じてお口の現状を正しく把握し、より精度の高い治療計画の立案と、長期的な機能維持に繋げてまいります。
外来後発医薬品使用体制加算
当院では、患者様の医療費負担を軽減し、国の医療保険財政の安定化に貢献するため、「外来後発医薬品使用体制加算」の施設基準を満たし、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用を推奨しております。 後発医薬品 は、先発医薬品と有効成分や効能・効果が同等であると国によって厳しく審査・承認されたお薬です。ご希望に応じて、品質や安全性を十分に確認した上で処方いたします。また、医薬品の安定供給が課題となる中、特定の医薬品に偏ることなく、適切な処方が行える体制を整えておりますので、ご理解ご協力のほどお願いいたします。
手術用顕微鏡加算
当院では、より精密で正確な歯科治療を実現するために、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を導入しています。これは、治療部位を最大で20倍以上にまで拡大して見ることができる装置で、「手術用顕微鏡加算」の施設基準を満たしています。 マイクロスコープを使用することで、肉眼では決して見ることのできない歯の根の内部の複雑な構造や、被せ物の微細なズレ、隠れた虫歯などを正確に把握できます。これにより、治療の成功率を飛躍的に向上させ、健康な歯質を最大限に 残すことが可能となり、歯の寿命を延ばすことに繋がります。
口腔粘膜処置
当院では、お口の中にできる口内炎や、ただれ、水ぶくれといった「口腔粘膜疾患」に対する診断と処置を行っております。お口の粘膜はデリケートで、疲れやストレス、ウイルス感染、アレルギーなど様々な原因でトラブルが起こりやすい場所です。 症状に応じて、軟膏の塗布やレーザー治療、洗浄・消毒などの専門的な処置を行います。なかなか治らない口内炎や、気になるできものがある場合は、重大な病気のサインである可能性も否定できません。自己判断せず、お早めに当院へご相談ください。
無痛治療(う蝕無痛治療)
「歯医者の治療は痛い」というイメージをお持ちの方も少なくないと思います。当院では、そのような不安や苦痛を少しでも和らげるため、痛みを最小限に抑えた虫歯治療に取り組んでいます。 例えば、特殊なレーザー機器を使用することで、歯を削る際の不快な音や振動をほとんど発生させずに、虫歯に侵された部分だけを蒸散させて除去することが可能です。歯科治療が苦手な方やお子様でも安心して治療を受けていただけるよう、様々な選択肢をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。 注:こちらは届出名称ではなく、治療内容を示すための一般的な表現です。「う蝕歯無痛的除去治療加算」が関連する場合があります。
光学印象
詰め物や被せ物を作製する際の歯型取りに、最先端の3D光学スキャナー(口腔内スキャナー)を導入し、「光学印象」を行っています。これは、ペン型のカメラでお口の中を撮影するだけで、精密な歯型データを取得できる技術です。 従来の粘土のような材料をお口に入れる必要がないため、嘔吐反射が強い方でも、快適に型取りを行うことができます。また、デジタルデータであるため変形のリスクがなく、非常に精度の高い修復物を作製できる点も大きなメリットです。
歯冠補綴物CAD/CAM形成
当院は、コンピューター支援によって歯の修復物を設計・製作する「歯冠補綴 物CAD/CAM形成」の施設基準を満たしております。これは、光学スキャナーで取得した歯型データを元に、コンピューター上で詰め物や被せ物を3D設計し、そのデータに基づいてミリングマシンという機械がセラミックブロックなどを自動で削り出す技術です。 このシステムにより、従来よりも短時間で、極めて精度の高い修復物を提供することが可能になりました。見た目も美しく、金属アレルギーの心配もない体に優しい治療を提供します。
手術時歯根面レーザー応用加算
通常の根管治療では治癒が難しい、歯の根の先端にできた病巣に対して行う「歯根端切除術」において、当院ではレーザーを応用することがあります。これは「手術時歯根面レーザー応用加算」の施設基準を満たす先進的な治療法です。 歯茎を切開して直接病巣を取り除いた後、感染源となっている歯の根の先端をレーザーで殺菌・消毒します。レーザーには高い殺 菌効果があるだけでなく、組織の治癒を促進する作用も期待できるため、術後の回復を早め、治療の成功率を高めることに繋がります。
歯根端切除術(マイクロスコープ使用)
難治性の根尖性歯周炎(歯の根の先の膿)に対して行われる「歯根端切除術」を、当院では手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて行っています。マイクロスコープによって術野を大幅に拡大し、明るい照明の下で処置を行うことで、治療の精度を格段に向上させます。 肉眼では確認できないような複雑な根管の形状や、感染の取り残し、歯根の破折線などを精密に把握できるため、原因を的確に除去することが可能です。これにより、従来の方法に比べて再発のリスクを大幅に低減し、抜歯を回避できる可能性を高めます。
手術時歯根面光機能化バイオテクノロジー応用加算
当院では、インプラント治療の成功率と安全性をさらに高めるため、「手術時歯根面光機能化バイオテクノロジー応用加算」の施設基準を満たす、光機能化技術を導入しています。 これは、インプラント体を顎の骨に埋め込む直前に、特殊な波長の紫外線を一定時間照射する技術です。この処理により、インプラント表面の接着性が飛躍的に高まり、骨とインプラントがより強固に、そしてスピーディーに結合することが科学的に証明されています。治療期間の短縮や、骨の状態が良くない難症例への対応など、より質の高いインプラント治療に貢献します。
歯科補綴物管理料
当院は、「歯科補綴物管理料」の届出医療機関です。当院で製作・装着した保険適用の冠(クラウン)やブリッジについては、装着から2年間の維持管理(保証)を行っております。 この期間内に、通常のご使用において万が一、外れたり壊れたりした場合には、当院の責任において修理や再製作などを無償またはそれに準ずる形で対応いたします。ただし、この保証を適用するためには、当院が指定する定期的なメンテナンス(検診やクリーニング)を受けていただくことが条件となります。治療後も責任を持ってサポートし、皆様のお口の健康を守ります。
歯科訪問診療料の注13に規定する基準
当院は、在宅で療養されている患者様へ切れ目のない医療を提供するため、「歯科訪問診療料の注13に規定する基準」を満たし、地域の医療・介護機関との緊密な連携体制を構築しています。 患者様の担当医や訪問看護師、ケアマネージャー、薬剤師などと常に情報共有を行い、お身体全体の健康状態を考慮した上で、最適な歯科診療計画を立案・実施します。必要に応じて、病院の歯科や地域の基幹病院と連携し、より専門的な治療が必要となった場合のスムーズな紹介も行います。地域全体で患者様を支えるチーム医療の一員として、責任ある役割を果たしてまいります。
