インビザラインは痛い?痛いと感じる期間や対処法を解説します
- 成田宗隆
- 11月26日
- 読了時間: 6分
透明なマウスピースで歯並びを整える「インビザライン矯正」は、見た目が自然で取り外しもできる人気の矯正方法です。
しかし、「装着したときに痛みがあるのでは?」「どのくらい痛いの?」と心配になる方も少なくありません。実際には、治療を始めたばかりの時期やマウスピースを交換した直後などに痛みを感じる可能性があります。
この記事では、痛みが起こるタイミングや期間、そして対処法まで詳しく解説します。

インビザラインはどれくらい痛い?
インビザライン矯正では、歯を少しずつ理想の位置へ移動させる力が働くため、装着初期に痛みや圧迫感を覚えることがあります。これは歯が動いている証拠であり、治療が順調に進んでいるサインでもあります。
また、痛みの程度には個人差がありますが、強い痛みを感じる方は少ないです。マウスピースは1週間で交換するため、1か月に一度交換するワイヤー矯正に比べると、刺激が少ないためです。
一時的な不快感はありますが、適切な対処をすれば快適に治療を続けられます。
インビザラインで痛いと感じる主な場面
マウスピースを初めて装着した時
インビザライン矯正を始めた直後は、歯が動き始めることで痛みを感じる場合があります。これは新しい位置へ歯が移動するための自然な現象であり、心配はいりません。
最初の数日は食事中にも痛みが出ることがありますが、時間とともに慣れ、1週間ほどで落ち着くケースがほとんどです。
マウスピースを新しいものに交換した時
インビザラインは、7〜10日ごとに新しいマウスピースへ交換して治療を進めるため、その都度痛みが発生することがあります。
新しい装置に変えた直後は、歯を次の位置へ動かす力がかかるため、痛みを感じやすくなります。ただしこれは自然な過程であり、通常は2〜3日でおさまります。
痛みが強い場合は、装着時間を守りつつ歯科医師の指導に従いましょう。
ゴム掛けを始めた時
治療の段階によっては、歯の位置をより細かく調整するためにゴム掛け(エラスティック)を使用することがあります。
ゴムによる引っ張る力が加わることで、一時的に痛みや違和感を覚える可能性があります。
しかし、これも歯の移動が順調に進んでいるサインであり、多くの場合は数日で慣れます。
正しい方法で装着し、痛みが強い場合は無理をせず医院に相談しましょう。
口腔内に矯正器具が当たった時
マウスピースの縁やアタッチメントと呼ばれる装置が頬や舌に当たり、刺激や痛みを感じることがあります。特に治療初期は装置に慣れていないため、粘膜に違和感が出やすいです。
このような場合は、歯科医院でマウスピースの当たる箇所を削る調整を行うことで、痛みを軽減できます。また、口腔内用ワックスを使用すると当たりを和らげることができる可能性があります。
治療中に抜歯やIPRを行った時
歯を正しい位置へ動かすためのスペースを確保する目的で、抜歯やIPR(歯の側面を削る処置)が行われることがあります。これらの処置の後は、歯や歯ぐきなど周辺組織に一時的な痛みが出ることがあります。
必要に応じて鎮痛薬を服用することで症状を抑えられますが、自己判断は避けましょう。通常は数日で落ち着き、治療が進むにつれて違和感も軽減します。
マウスピースを久しぶりに装着した時
旅行や体調不良などで装着を一時的に中断した後、再びマウスピースを装着すると痛みを感じることがあります。これは歯がわずかに元の位置に戻り、再び矯正の力が加わるためです。
これを防ぐためには、計画通りにマウスピースを装着し続けることが重要です。もし、長期間装着できない期間があった場合は、歯科医院に相談し確認するようにしましょう。
インビザラインで痛いと感じたときの対処法
鎮痛薬を飲む
痛みが強い場合は、鎮痛薬を服用して症状を緩和することができます。
市販薬でも対応可能ですが、持病や服用中の薬がある方は必ず歯科医師に相談しましょう。装着や交換直後の痛みは一時的なものなので、薬の使用は数日で十分です。無理に我慢するよりも、適切な方法で痛みを軽減し、ストレスなく治療を継続することが大切です。
服用の際は用法・用量を守り、異常がある場合はすぐに医院へ連絡しましょう。
口腔内に当たる箇所を削る
マウスピースやアタッチメントが口腔内に当たって痛みを感じる場合は、歯科医院で削ってもらうことができます。自分で削ると装置が破損する恐れがあるため、必ず歯科医師に依頼しましょう。
調整によって刺激が軽減され、口内炎や傷の予防にもつながります。小さな違和感でも早めに医院で診療を受けることで、快適な治療が続けられます。
硬い食べ物を避ける
歯が移動している期間は、硬い食べ物を噛むことで痛みが強まる可能性があります。
装着直後やマウスピース交換後は、やわらかい食事を意識すると良いでしょう。おかゆやスープ、煮込み料理などがおすすめです。
また、食事の際はマウスピースを外せるため、痛みが強い部分に負担をかけない工夫もできます。
食べ物の選び方で痛みを軽減しながら、治療を無理なく続けることが可能です。
歯科医師に相談する
痛みが長引く、装置が合わないなどの違和感がある場合は、自己判断せず歯科医院に相談しましょう。
医院では、装着状態や歯の移動具合を確認し、必要に応じてマウスピースやアタッチメントの再調整を行います。原因を特定してもらうことで、痛みを根本的に解決できる場合もあります。
定期診療の際に気になることを伝えるのも効果的です。早めの相談が快適な矯正生活につながります。
インビザラインの痛みはどれくらい続く?
インビザラインの痛みは、多くの場合「装着から2〜3日」がピークで、その後徐々に軽減していきます。
新しいマウスピースへ交換するたびに軽い痛みが出る可能性はありますが、ほとんどは1週間以内に落ち着きます。長期間続くことはまれで、適切な対処をすれば快適に治療を継続できます。
痛みは歯が理想の位置へ移動している証でもあるため、過度に心配する必要はありません。もし痛みが強く長引く場合は、早めに歯科医院で診療を受け、原因を確認しましょう。
インビザラインの痛みに不安がある方は、さいたま市大宮区の大宮区役所前歯科にご相談ください
インビザライン矯正は、ワイヤーを使わずマウスピースで歯並びを整える快適な治療方法です。しかし、装着を始めた直後やマウスピースを交換した際など、一時的に痛みや刺激を感じることがあります。
大宮区役所前歯科では、患者さま一人ひとりの歯の動きや治療の進行状況に合わせて、丁寧に診療・調整を行っています。
痛みを軽減するための装置の調整や鎮痛薬の服用方法なども、症状に応じてご案内いたします。
インビザラインの痛みや治療に不安を感じている方は、ぜひお気軽に大宮区役所前歯科へご相談ください。
大宮区役所前歯科では、初回の矯正相談を無料で承っています。オンラインにも対応しており、LINEでご予約可能です。
