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インビザラインファーストの費用はいくら?料金相場や医療費控除について紹介

2 日前
読了時間: 9分

医療コラム執筆者

小林 知輝(大宮区役所前歯科 歯科医師)


<この記事を監修した人>

大阪大学歯学部を卒業後、都内大型医療法人での臨床研修を修了。現在は日本インプラント学会に所属しており、高度な専門知識に基づいた医療情報の発信を目指しています。患者さまの話をしっかり聞くことを第一に考え、歯科治療に不安を持つ方や小さなお子さまに寄り添えるように痛みの少ない治療を心がけています。予防歯科やインビザライン矯正といった患者さまとの協力が必要な長期的な治療計画において、常に丁寧な治療を提供することで信頼に繋がればと思い、日々の診療に取り組んでいます。



お子さまの歯並びや歯列に関する不安を解消する手段として、小児向けのマウスピース型矯正装置「インビザラインファースト」への注目が高まっています。


乳歯と永久歯が混在する成長期に開始する治療ですが、「具体的な費用は?」「料金相場や保険適用の有無を知りたい」と悩まれる保護者の方も少なくありません。


本記事では、インビザラインファーストの費用相場や内訳に加え、医療費控除などの負担を軽減する方法について、歯科医師の視点から詳しく解説します。





インビザラインファーストとは?


インビザラインファーストとは、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」の小児(おおむね6〜10歳前後)を対象とした小児矯正治療システムです。成長期のお子さまの顎の発育を促しながら、同時に歯並びを整えるアプローチができるメリットがあります。


従来のワイヤー矯正と異なり、透明で目立ちにくいマウスピース型の装置を装着するため、お子さまが学校生活や習い事でも周囲の目を気にせず治療を継続できます。


また、必要に応じて取り外しが可能なため、食事や日頃の歯磨きも普段通りに行うことができ、虫歯や歯周病のリスクを抑えやすくなります。子どもの成長を活かして将来的な歯列不正のリスクを低減します。



インビザラインファーストの費用相場


インビザラインファーストの費用相場は、一般的に約50万〜80万円程度(自由診療)です。治療費用に幅がある理由は、お子さまのお口の状態や必要な調整回数、歯科医院の料金体系によって異なるためです。


また、矯正治療を開始するにあたって、事前に行うカウンセリングや精密検査の費用、通院ごとの調整料などが本体費用に含まれているかどうかも医院によって異なります。


インビザラインファーストは、基本的に約1年〜1年半程度の期間で行われるケースが多く、症例の難易度や必要なマウスピースの枚数によっても価格が変動します。


総額でどのくらいの費用が必要になるのか、事前にしっかりと歯科医院で費用体系を確認しておくことが大切です。


インビザラインファーストの費用内訳


インビザラインファーストの治療を進めるにあたっては、装置本体の代金だけでなく、カウンセリングから保定期間に至るまで様々な費用が発生します。


ここでは、一般的な費用の内訳について詳しく解説します。 


カウンセリング

カウンセリング費用は、無料〜5,000円程度が相場です。無料相談を実施している歯科医院も多く存在します。


カウンセリングでは、保護者の方やお子さまが抱える歯並びのお悩みや希望を伺うとともに、インビザラインファーストの治療対象となるかどうかのおおまかな確認を行います。


また、治療の流れや装置の特徴、おおよその費用感や期間、メリット・デメリットについても説明が行われます。不安な点や気になるコストの疑問を事前に解消するための大切なステップとなります。


精密検査

精密検査および診断の費用は、約2万〜5万円程度が相場です。矯正治療を安全かつ計画的に進めるためには、お口の中の詳細なデータを収集する必要があります。


精密検査では、口腔内写真や顔面写真の撮影、レントゲン撮影(パノラマ・セファロ)、最新の3D光学スキャナーを用いたお口の型の採取を行います。


これらのデータをもとに、顎の成長状態や永久歯の生え代わり計画、最適な歯の移動経路を立案するための総合的な診断を行います。


マウスピースの製作

マウスピース(アライナー)の製作費および治療計画立案の費用は、約30万〜60万円程度と、全体の費用の大部分を占めます。


精密検査で得た3Dデータをもとに、専用のソフトウェアで治療完了までの綿密な計画を作成します。その計画に従って、お子さまのお口に合わせたカスタムメイドのマウスピースを複数枚一括で製作します。


インビザラインファーストでは、成長過程に合わせて段階的に新しいマウスピースに交換しながら歯並びや顎の幅を広げていきます。


通院期間

治療期間中の通院・調整費用は、1回の通院につき約3,000〜10,000円程度が相場です。


インビザラインファーストの治療期間中は、1〜2ヶ月に1回程度のペースで通院し、歯が計画通りに動いているか、永久歯の生え代わりに問題がないかなどを歯科医師がチェックします。また、お口のクリーニングや必要に応じた調整も行います。


なお、トータルフィー制を採用している医院の場合は、この通院費が最初から総額に含まれているケースもあります。


保定期間

歯並びを動かす治療が終わった後の「保定期間」にかかる費用は、保定装置(リテーナー)代とチェック料を合わせて約2万〜5万円程度です。


動かしたばかりの歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」を起こしやすいため、保定装置を装着して整った歯列を安定させる必要があります。


インビザラインファーストの治療終了後は、永久歯への生え代わりを観察する観察期間に入り、定期的に経過をチェックしながら健やかな歯並びの定着を目指します。


インビザラインファーストの支払い制度


インビザラインファーストの支払い方法は歯科医院によって異なります。主に「トータルフィー制度(総額提示制)」と「処置別支払い制」の2つの仕組みがあります。


それぞれのメリット・デメリットを把握し、ご自身やご家庭の計画に合った制度を選択することが大切です。 


トータルフィー制度

トータルフィー制度とは、矯正治療開始から終了までにかかる全費用(カウンセリング、精密検査、装置代、毎回の通院調整費、保定装置代など)を、最初に提示された総額として一括で支払う仕組みです。費用相場は全体で約50万〜80万円程度となります。


【メリット】 あらかじめ総額が確定しているため、治療期間が予想より長引いたり、通院回数が増えたりしても追加費用が発生しない点が大きなメリットです。予算の計画が立てやすく、安心感を持って治療を継続できます。


【デメリット】 治療開始時にまとまった費用が必要となる点や、万が一途中で治療を中止することになった場合の返金規定が医院ごとに異なる点には注意が必要です。


処置別支払い制

処置別支払い制とは、装置本体の費用(基本料金)を最初に支払った上で、毎回の通院時や検査時にその都度処置料やチェック料を支払っていく仕組みです。


基本料金は約30万〜50万円程度、通院ごとの処置料は1回につき3,000〜10,000円程度となります。


【メリット】 治療開始時の初期費用を抑えることができるため、スタート時の金銭的ハードルが低くなります。また、順調に治療が進んで通院回数が少なくなった場合、トータルコストが安く抑えられる可能性があります。


【デメリット】 歯の移動が遅れたり調整に時間がかかって通院回数が増えたりすると、毎回処置料が加算され、結果的に総額が予想以上に高くなってしまうリスクがあります。


インビザラインファーストは保険適用される?


結論から言うと、インビザラインファーストを含む小児のマウスピース矯正は、原則として公的医療保険の適用外(自由診療)となります。


保険適用が認められる歯科矯正は、厚生労働省が定める特定の疾患(先天性異常や顎変形症など)によって生じた噛み合わせの治療に限られており、指定の医療機関で治療を行う場合に限定されます。


一般的な歯並びの乱れや審美目的、予防的な矯正治療であるインビザラインファーストは全額自己負担となります。


ただし、自費診療であっても「医療費控除」などの制度を活用することで、実質的な費用負担を大きく軽減することが可能です。


インビザラインファーストの費用を抑える方法


インビザラインファーストは自由診療のため費用が高額になりがちですが、制度の活用や治療中の注意点を守ることで費用負担を抑えられる可能性があります。


ここでは代表的な2つのポイントを解説します。 

 

医療費控除を活用する

インビザラインファーストの費用負担を軽減する有効な手段が「医療費控除」の活用です。


医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った世帯全体の医療費の合計が原則10万円(所得に応じて変動)を超えた場合、確定申告をすることで所得税の還付や住民税の軽減を受けられる制度です。


小児矯正の場合、発育段階にある子どもの噛み合わせ改善や正常な顎の発育を促す「医療上の必要性がある治療」と認められるケースが多くあります。基本料金だけでなく通院にかかった交通費(電車・バスなど)も控除の対象になります。


確定申告の際には歯科医師の診断書や領収書が必要となりますので、大切に保管しておきましょう。


治療期間を長引かせない

費用を抑えるためには、定められた着用ルールを守り、計画通りに治療を進めて治療期間を長引かせないことも重要です。


インビザラインファーストは、1日20〜22時間以上の装着時間を守る必要があります。


お子さまが装着を忘れてしまったり、自己判断で外す時間が長くなったりすると、予定通りに歯が動かずマウスピースが合わなくなるリスクがあります。


その結果、マウスピースの再製作(追加アライナー)が必要になったり、通院回数や治療期間が増えて調整料がかさんだりして費用が増加してしまいます。


保護者の方が装着時間を優しく管理し、日常のケアをサポートしてスケジュール通りに治療を完了させることが、結果的に余分なコストを防ぐことにつながります。


インビザラインファーストの費用を詳しく知りたい方は、さいたま市大宮区の大宮区役所前歯科にご相談ください


インビザラインファーストは、成長期のお子さまのお口の健康と歯並びを整える選択肢の一つです。必要な費用や支払い方法、医療費控除の対象になるかどうかなど、気になる点は事前にしっかり確認しておくと安心です。


さいたま市大宮区の「大宮区役所前歯科」では、インビザラインファーストに関する無料の矯正相談を承っております。お子さま一人ひとりのお口の状態や発育段階を丁寧に確認し、明確で分かりやすい費用プランをご提案いたします。


当院では、お忙しいご家庭でも気軽にご相談いただけるよう、オンライン相談やLINEでの簡単予約にも対応しております。子どもの歯並びや費用についてお悩みの方は、ぜひお気軽に大宮区役所前歯科へご相談ください。







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