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症例

インプラント・補綴

2級過蓋咬合による歯根破折、ブリッジの穴、象牙質の著しい露出の為、補綴治療にて咬合再構成を行い機能性や審美性を回復した症例

Before

Before

 After

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患者プロフィール

60代/女性


背景

右下6番部の違和感と歯石除去希望で来院。

上顎3~3は10年以上前にセラミックでかぶせ治した。本当は下顎も同じように治したかったが、咬み合わせが強いと言われ、そこの歯医者ではお勧めしないと言われた。


担当医コメント

2級過蓋咬合で下顎前歯部象牙質が著しく露出していたため今後抜髄になるリスクや、臼歯部にかかる咬合負荷により臼歯部から崩壊していく可能性もあったため適切な咬合にする必要があった。

咬合を適正な位置に変えていくにあたり、顎関節に問題が出る可能性もあり、顎関節の状況も細かく観察し審査診断していく必要があった。

もともと、歯ぎしりやクレンチングなどもあったため、ご自身で自覚し辞めていく必要や、最終補綴後もスプリントの必要性を理解してもらった。


治療計画

  • 初期治療……TBI(歯磨き指導)、スケーリング(歯肉縁上の歯石除去)、SRP(歯肉縁下の歯石除去)、抜歯

  • 再評価検査、顎関節に関しての審査診断

  • 全てをプロビジョナル(仮歯)に置き換えて咬合や顎関節の審査・診断 

  • 再評価

  • 印象採得

  • 最終補綴物装着

  • メインテナンス


治療内容

オールセラミック 12本 ¥1,980,000

メタルボンド   16本 ¥1,760,000

治療期間 1年半 治療回数 20回(メンテナンス等の通院は除く)

費用合計 税込¥3,740,000


リスク・副作用


■咬合再構成

治療計画の変更が必要になる場合があります。

基本的な治療のゴールは変わりませんが、歯や歯槽骨(歯を支える骨)、顎関節の状態など様々な変化や反応がある為、その都度状況に応じて計画を変更していく必要があります。


  • 失活歯がある場合は、歯根破折や予後不良等により抜歯になる可能性があります。

  • 生活歯を削る場合しみる症状が出る可能性があり、非常にまれではありますが神経を取る必要がある場合もあります。

  • 顎関節症の発症の可能性がありますが、たいていの場合は落ち着いてくることがほとんどですが、まれに回復が困難になる場合もあります。

  • 治療後でも口腔清掃不足や食いしばり歯ぎしりなどの悪習癖等により虫歯や歯周病が悪化したり補綴物が破損したり再治療が必要になる場合もありその場合は別途費用がかかる場合もあります。

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