12歳頃に生えてくる12歳臼歯はむし歯になりやすい歯です。 専門用語で第二大臼歯と呼ばれる永久歯で、親知らず(第三大臼歯)を除けば一番最後に生えてきます。12歳臼歯が生えることで大人の歯並びが完成するため、とても大切な歯です。 12歳臼歯はむし歯になりやすい歯です。
生え始めの永久歯はまだ歯の質が弱い
抜けた乳歯の下から生えてくるわけではないので生え始めに気づきにくい
一番奥に生えるので歯ブラシが当たりにくい
唾液も届きにくいので歯の修復作業(再石灰化)が起こりにくい
などが挙げられます。
12歳臼歯をむし歯にさせないためには、まず生え始めを察知することが肝心です。生え始めを察知したら、歯科では適切な予防指導と処置を行います。 歯磨きの仕方やフッ素入りの歯磨き粉の使い方を指導したり、歯の表面のクリーニングやフッ素塗布、歯の細かい溝にシーラントを入れるなどします。 お家での予防は、フッ素入りの歯磨き粉を使うのがポイントです。 12歳頃ならフッ素濃度1000ppmのものを歯ブラシに1?程度つけるように推奨されています。磨いたあとは約10m(ペットボトルのキャップ2杯程度)の水で一回だけすすぎます。 こうすることでより多くのフッ素がお口の中に残り、むし歯になりにくくなるのです。 定期健診の継続とフッ素の利用で、12歳臼歯を守っていきましょう。
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