歯と認知症

口腔内と認知症の関わりが大きいことご存知でしたか? ムシ歯や歯周病で歯を失うと、咀嚼する(かむ)力が衰えます。 このことが、脳にたいへん重要な影響をもたらすと考えられています。 歯を使って咀嚼することは、脳の海馬や扁桃体といった認知機能をつか さどる領域に刺激を与えます。 咀嚼する力が衰えると、脳への刺激が減り、海馬や扁桃体における認知 機能が低下し、 認知症の一因になるといわれています。   また、歯の少ない人は、飲み込みやすくやわらかい、めん類や菓子パン などに食材が偏ることで、適正な栄養摂取ができなくなり、栄養不足に なってしまいます。 栄養不足も脳の代謝を狂わせてしまい、認知症発症の一因になるといわ れています。 歯周病になると「サイトカイン」や「活性酸素種(ROS)」といった物質 が体内で作られます。 これらの物質が血液を介して脳にダメージを与えることで認知症リスク を高めるといわれています。 厚生労働省は、噛む能力が弱く、かかりつけの歯医者さんがない人ほど認知症になる確率が高くなる研究結果を発表しました。歯が20 本以上残っている人に比べて、歯が数本で入れ歯を使わない人の認知症リスクは1.9倍に、かかりつけ医院のある人に比べて、ない人の認知症リスクは1.4倍になるそうです。   認知症になるリスクを下げるために日頃からの歯みがき、口のケア、 定期的な歯科受診を心がけましょう !