寝ているお子さんが歯ぎしりをしていて心配というお母様がいらっしゃるかと思います。 原因と対策について説明していきます。 歯ぎしりの原因 ・乳臼歯が生える2歳頃や乳児から永久歯に生え変わる4〜6歳は、歯ぎしりをする子供が多くなります。乳歯が生え始めた赤ちゃんのときから歯ぎしりが始まることもあります。噛み合わせのバランスを調整したり、骨格の成長をうながして、永久歯が生えてくるスペースを確保するためです。無意識の行動で、正常な成長に伴うものとして現れます。 ・また大人の歯ぎしり同様に、精神的なストレスが原因のこともあります。保育園や幼稚園に通い始めて環境が変わったり、弟妹が生まれて不安を感じたり、学校生活でストレスがかかる事があった時などです。 歯ぎしりへの対策 ・子供の歯ぎしりは一時的なものがほとんどです。多くの場合、様子を見ていきます。 ・精神的なストレスが原因の場合は、コミュニケーションを増やしたり、寝る前に本を読んであげたり、家庭でリラックスできる環境を整えてあげるようにしましょう。 ・あまり噛まずに食事をする子供は、顎の成長の促進がされな為、歯ぎしりか多く見られる傾向です。歯応えのあるメニューにしたり、しっかり噛んで味わいながら食事をするようにしましょう。 ・姿勢の悪い子供も歯ぎしりを悪くします。前かがみを続けていると、部分的に顎の筋肉が緊張して、顎関節の動きが悪くなることで歯ぎしりが起こるからです。立っている時だけでなく、椅子には浅く腰掛けるなど、座っている時の正しい姿勢も注意してあげましょう。 歯ぎしりを無理に止めることはできませんが、原因を理解した上で対策はできますので、無理に止めずに少しずつ様子を見ていきましょう。
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