オーラルフレイルとは、超高齢社会にある我が国の喫緊の課題であるフレイルについて、食と口腔の観点からモデル化した我が国のオリジナルの概念です。
オーラルフレイルは、老化に伴う様々な口腔状態の変化に、口腔健康への関心の低下や心身の予備能力低下も重要になり、口腔の脆弱化が増加し、食べる機能障害へ陥り、さらにはフレイルを与え、心身の機能低下にまで繋がる一連の現象及び過程と定義されています。単に口腔問題に留まらず、フレイル予防・健康寿命の延伸まで視野を広げているのが特徴です。
一見些細にフレイルと思われるような口腔機能の衰えでも、早期にフレイルに繋がる問題として捉え、本人の気づきを促し、対処していくことが重要となります。
歯科医療機関で、口腔機能低下を専門的な計測機器などを用いて定量的に評価することで、機能低下の早期発見・早期対処を行っていきます。
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